言葉の何故、なに?「紅葉」と「もみじ」♪
こんにちは。
【ナチュラルギフト】オーナーの中山茉莉です。
夏の暑さが和らいできて、少しずつ涼しくなってきましたね♪
秋に近づくにつれ、紅葉の季節にもなってきます!
色鮮やかな景色を楽しむことも、日本人の風情だなぁと感じます。
そんな秋!
「紅葉」と書いて
「もみじ」、「こうよう」
両方読める『紅葉』が気になったので、調べてみました!
秋を楽しむなら、キチンと歴史を知ったら、より楽しいだろうと思っています♪
私自身も、何も気にしたことがなかったのですが、いい機会だったので辞書を引いてみました。
もみじ
【紅葉・黄葉】
①秋に、木の葉が赤いや黄色に色づくこと。また、その葉。
②カエデの別称
こうよう
【紅葉】
秋に葉が紅色に変わること。また、その葉。細胞の液胞中のアントシアンが増し、
葉緑素が分解するためにおこる。カエデ・ウルシの葉で著明。
広辞苑より引用
両方とも「秋に葉の色が変わること」に違いはないですね。
なら、ずっと同じで使われていたの?と気になりまして、もっと調べてみました♪
『万葉集』からすでに
「春へには花かざし持ち 秋立てば黄葉かざせり」(柿本人麻呂)
と詠われていました。古い時は「黄葉」と書いているんですね。
なんで「黄葉」なの?
これは楓をもんで色を出すことから始まったようです。
葉から「揉出(もみづ)」を行い、黄色の染色、その後、赤色の染色を
行ったことから、現在では「紅葉(もみじ)」となりました。
また「こうよう」とは葉が赤や黄色に変わる自然現象を言い表していて、
同じように変化する「もみじ」にもちなんで「紅葉」と漢字が使われたようです。
日本語の成り立ちと変遷って、とても面白いですよね♪
改めて私自身勉強になりました。
最後に、詠んで心に来た『万葉集』の詩をご紹介します。
「十月(かむなづき)、時雨(しぐれ)にあへる、黄葉(もみじば)の、吹かば散りなむ、風のまにまに」
意味:10月の時雨に打たれた紅葉が、散り行くでしょう、風に吹かれて
これからの季節を表す歌でとっても素敵だなと感じました!
日本のことをもっと知って、素敵なお店の用意をしていきます♪
紅葉まんじゅうも食べたいなっ!
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