大人気文房具、マスキングテープの誕生秘話!
おはようございます。
【ナチュラルギフト】オーナーの中山茉莉です。
今日は文房具として大人気でお馴染みの『マスキングテープ』についてお話しします!
文房具店やコーナーに当たり前のように色とりどりに並んでいる光景を目にしますが、マスキングテープはもともと文房具ではなく『業務用』だったことをご存知ですか?
こちらはマスキングテープを世に広めた『カモ井加工紙』さんのマスキングテープです。
発色が良くて綺麗ですよね!
もともとは1923年に創業者の鴨井利郎氏が『ハイトリ紙』というハエ取り紙の製造を始めたところからなんだそう。
人気のマスキングテープ「mt」を生んだ “和紙の透け感がかわいい”という感覚|さんち 〜工芸と探訪〜
1960年代に入ってから、ハイトリ紙の粘着技術を使って紙製の粘着テープを作るようになり、それがカモ井加工紙さんの『マスキングテープ』の原型となりました。
- マスキングテープとは
前置きが長くなりましたが、そもそもマスキングテープのマスキングとは、『覆い隠す、養生する』という意味。
当時は業務用でしたので、
・車の塗装用
・建築現場の養生テープ
として使われていたようです。
業務用でしたので、薄くて丈夫なところが特徴で、そのために素材は和紙を採用していました。
- 文房具としてのマスキングテープ誕生
そんな業務用のマスキングテープが文房具として大人気になったきっかけには、素敵なドラマと思いが存在していたのでご紹介します!
「貼ってはがせる」
「手で簡単に切れる」
「文字が書ける」
「透け感がかわいい」
そんな業務用のマスキングテープの魅力に、ある3人の女性が気がつき、ホームセンターを回って買い集めて研究するほどだったそう!
各製造元に工場見学を依頼した彼女たちを迎え入れたのが『カモ井加工紙』さんでした。
塗料がのる素材だったので、文字が書ける
プロとしてはまっすぐ切りたかった、ギザギザの切り口がむしろ可愛い
薄さと耐久性の為に選んだ和紙が出す、透け感
彼女たちはその魅力を伝えて、
【もっとカラフルなマスキングテープを作って欲しい】!!!と提案したことがきっかけで、
文房具としてのマスキングテープ『mt』が生まれたそうです。
これまでmtのマスキングテープは2000種類以上作られ、年に600種類ほどの新商品が出ているというから驚きです!
新しいものの視点から、新しい価値が生まれた瞬間が素敵です!
そしてなにより彼女たちの熱烈な思いがあり、それを受け止めたカモ井さんの協力、どんなものにも何故それが生まれたのかのストーリーを知ると人々の熱い思いが見えてきますね!
- 文房具マスキングテープの用途
そんな文房具としてのマスキングテープの使い方はさまざまあります。
貼ってはがせる魅力
・家の壁に写真やポスターを貼る
・壁紙
・食べかけのお菓子の封
色や柄が可愛い
・手紙やカード、雑貨のデコレーション
いろいろな用途で使えます!
文房具店に立ち寄った時は、マスキングテープの歴史を思い出しながらお買い物してみようと思います。
中山 茉莉
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